2017年、少しアケマスやってみました

時代遅れには慣れておる

 今日は『哭声/コクソン』観て國村隼の怪演にビビったり(ってかこの映画役者さん全員メチャクチャ上手いっすね)、少し時を遡るとサバイバルファミリーと(偶然のぶながさんと一緒になった)『ドラゴン×マッハ!(SPL2/殺破狼2)』が地獄のような傑作だったり、アサシンクリードが完璧に俺向き映画だったり色々あったんですが、


 ちょっと今回は気分的に映画の感想ではなくアーケードのアイドルマスターの話をします。


 これはあなたのパソコン画面やタブレット画面の故障ではありません。デレマスやデレステ、ミリマスやMマスの話でもありません。初代アイマス、それも初代の初代ことアケマスです。アーケードです。
 なぜ??? いま2017年だよ??? アケマス可動10周年で、しかもお前アイマスコンテンツほとんど触ってないだろ(アニメのシンデレラガールズを観ただけです)? ordinaly346に影響されたにしても初代アケ??? 皆さんそう思われるでしょう。しかしワタクシは3/19、徹夜明けの中野ブロードウェイアイマス筐体に出会った、それ以上以外の理由がいるのでしょうか。いや実際は暇つぶし&興味本位で始めただけなんですが・・・。詳細はツイッターというかとぅぎゃの方をご覧ください。
 まっっっっっっったくの余談ですが、俺は「大昔のコンテンツに今更触れたがる」という謎のクセがありまして、例えばlainのアニメを初めて観たのはゼロ年代末期になってから(小学生のころホビージャパンでチラっと記事になってた、って記憶を急に思い出してDVD買った)ですし、ウテナを観たのもテン年代に入ってからです。社会人になって初めて観たアニメなんかアレだぜ、アレクサンダー戦記だぜ俺(謎のミサワ顔)。


 ツイッターでもダラダラアレコレつぶやいているので、当ブログではプレイ後の感想や感情(?)をメモ的に書くだけとします。まずは前提から。


・俺は本当に、ゲームとしてのアイマスに本格的に触れるのはこれが初めてです。ゼロ年代黎明期の老害ニコ厨として最低限の二次創作的知識は持っていますが、アイドル達の本質については一切の知識がありません。「72cm」とか「MtGに於いてはタルモゴイフというカードが強く、またブラックロータスというのが禁断」とか「格ゲー界にはウメハラエアガイツ仮面というスゴイ人がいる」とかそういうレベルです。

765プロのアイドル達の顔と名前はギリギリ分かりますが、誰をどう選べばいいのか分かりません。ふつうゲームのキャラはまず胸囲で選ぶんですが、アイドルはそういうんじゃない気がするため、あずささんや律っちゃんを選べばいい、という感じでもなかったです。とりあえず千早さんを選んでみました。難しいキャラだとか千早スパイラルとかいう話は聞いていましたが、どうせ試しにプレイするだけなので、かえって高難易度キャラの方が過酷な戦場の空気感が分かる気がしたのでこのチョイスです。あと声優さんがシュタゲの助手などで聞き慣れていて親しみがあったというのも、無意識レベルではあったと思います。言われてみると助手はやや貧乳だけど俺けっこう好きなんだよな、前述した胸囲選定基準の例外キャラとして何か縁があるのかもしれません。

・かつてのアケマスはオンライン対戦?のような機能が付いており、猛者P達がまるでメキシコの麻薬戦争、あるいはヤーナムでフレンズではない獣や互いを狩り殺すかの如く熾烈な戦いを繰り広げていたと聞き及んでいます(←ここ雑知識)。しかし現在のアーケードはオンライン機能が終了したとあり、恐らくは往年ほどの難易度を発揮していないものと認識しています。過去の栄光に触れる事の出来ない、喪失感を抱えての、まがい物的なアケPがここに誕生することとなりました。


以下、前提を踏まえた上でプレイしての感想です。


・無理。絶対無理。ゲーム内容の難易度が高すぎる。

・とりあえず初回3週+5コイン6週で9週(かぞえ週的なカウントなんスかね、ゲーム内だと千早さんが「10週ですね」って言ってた気がする)やりました。過酷過ぎます。俺リズムゲー苦手なんだよ!!!!!

アイマスシリーズで初のリズムゲーはデレステである、という(恐らくは誤った雑)知識を持っていたため、自己責任・自分ミスに於いて奇襲を受ける格好となっています。

・オーディションの適切なボタン押し方が分かりません。アレどっか「このタイミングで押すべし」みたいな表示あるんでしょうか。それどころじゃなくって確認する暇がありませんでした。あと思い出ボム使うと確実にbadを引き当てる程度のスタンド能力使いなので辛いです。

・オーディションは3回やって3回とも受かりましたので、心のどこかで自分の顔がドヤァとしたミサワ顔になっています。ですがこれは序盤プレイとビギナーズラックが重なった偶然に過ぎず、今のままだと今後確実に千早スパイラるんだろうなっていう嫌な予感がします。現在のテンション?上の♡マーク的なヤツ?は黄色〜オレンジを維持できていますが、どうせこれすぐ落ちるんだと思います。

・そもそもこの3回の勝利、必ず審査員が1人〜2人帰っており、いわば偶発的焦土作戦によって相手を潰して生き延びているだけです。これはどうやら専門用語でジェノサイド戦法というそうです。虐殺の文法です。アニメ劇場版と同じぐらい悪いことを私はしています。キルヒアイスの顔が脳裏をよぎって辛いです。違う、俺は悪くない、オーベルシュタインが悪いんだ。マイッツァー・ロナから人類の9/10も抹殺しろと命じられればこうもなろう!

・千早さんは気むずかしい娘だ、と聞いていましたが、コミュニケーションしているとあまりそういう感じはしませんでした。いえ、朝のアイサツとかは辛いんですが、基本的には歌うこと、前に進むことに対して攻撃的な(千早さんに八つ当たれという意味ではなく、歌の頂点に向かってオフェンシブな、という意味)回答をすれば大体イケる気がしています。とはいえ序盤プレイなので、今後爆死する可能性は大ですね・・・。

・そういえばオーディション後の、なんか歌ってる映像はなんでしょうか。スキップできないんですか。え、あれテレビ放送っていうことなの。千早さんが何度もアクシデントするのが辛い。もちろんそれは俺の責任なんですが、アレ操作一切できないんですよね。いや操作する必要もないほどのレベルまでアイドルを育てろということなのでしょうし、だから俺の責任だという話ではあるんでしょうけど。

・今回分かったことは、俺はゲームとしてのアイドルマスターというコンテンツの、最大のキモが感覚として分かっていなかったことです。それは自分の担当アイドルの成否に責任を持つという構造。自分のせいで他人が、ポテンシャルのある他人が輝かないという恐怖はちょっとスゴイ。帰ってから千早さんの歌をいくつか聴いてみたんですが、この歌声をダメにしてしまうかもしれんのか、と思うとなかなかキツいものがあります。

・俺もともとゲーム下手な方なんですが、一応これでも生身でタイタンに飛びかかってバッテリー抜いたり味方タイタン(ローニン一択。ローニン以外あり得ない)召喚して相手を処刑したりとか、くそったれのヤーナムを何度も何度も死にながら彷徨いついにゴースJr.を討ち取ったり(※一週目しかやってませんが)とか、重力嵐を呼ぶネヴィだかアンジェだか光るねーちゃんだかをキックでブチのめしたりとかぐらいはできてきました(昔はよく潜入任務もやった。これが過去形なのが悲しいな)。ANUBISもノーマルジェフティでなんとかEXTREAMクリアしたことあります(ダメージドは勘弁)。でもここまでやってきたゲーム、全部死ぬのは自分なんですよね。世界の命運とか街の命運とか掛かってますが、それは背景であって「最前線の状況」ではない。ギレンの野望なんかアレぞ、自分独裁者なんだからトリアーエズパイロットの人命なんか知るかよ。ゲームというのは基本的に、自分の技量と自分の責任に於いて自分が殺し自分が死ぬ、それが基本です。アケマスは基本じゃない。いや艦これも基本とは違いますし、船を沈めてしまったときは辛かったんですが、こっちはまだ沈めないことそれ自体の難易度は相当優しいです。
しかしアイマスは、それもアーケードは状況が違い過ぎる。テレビのCMで「ビームも撃てる、世界も救える」「成りたい自分になろう」的なこと言ってますが、「お前のせいでアイドルが成りたいアイドルになれないぞ」と圧してくるアーケードゲームは心底恐ろしいものがありますね・・・。

・ところで後先考えずに中野でプレイしてしまったんですが、東京都内〜横浜(許容値:川崎)内で残存している筐体ってほとんど無いんですね・・・。今後は資金的・時間的にどうやって継続プレイするかそれ自体が大きな課題になります。中野にはそこそこ低コストで行ける環境状態なんで、最悪それでゴリ押しすればいいんですが、でも俺横浜市内のどっかで筐体見かけた希ガス希土類なんだよなぁ・・・?(いや、大昔のアメリカングラフィティの記憶と混同しているかもしれない。アメグラは怒首領蜂オラタンも置いてある決戦拠点だったのだが、閉店してしまってな・・・)


以上、今後のアケマスプレイがそもそも続くのかどうかから分かりませんが、とりあえず現状メモということで。ツイッター内容をまとめたとぅぎゃはこちら(上のリンクと同じです)。